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o san nikki / pianoworks
弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学
ジャン=ジャック エーゲルディンゲル著 米谷治郎 、中島弘二訳(音楽之友社)

長らく絶版状態でしたが、先ごろ増補改訂版が出ました。ショパンの研究書は数あれど、彼の肉声を聞く思いがするこの本は、ピアノを弾く人、ショパンを愛する人にとってかけがえのない価値をもつ「必読書」であるといってよいように思われます。
これは、いってみればブランシュヴィク版の「パンセ」のような編集による本で、ある特定のテーマ(例えば運指法など)、あるいは個別の曲ごとに項目を立て、ショパンとじかに接した弟子や友人らによる、バラバラで断片的な証言を巧みに配列しています。そしてそのことによって音楽や、ピアノ演奏に関するショパンの考えや信念が浮き彫りにされ、加えて編者による非常に充実した注解がその深い理解を促してくれます。
巻末には、ショパンによるピアノ教本の草稿や、ショパンの弟子が使用し、彼自身による書き込みがある楽譜についての情報が付属しており、「個性ある演奏」というものを求めるピアノを学ぶ人や愛好家が、本書によって今一度、ピアニストの中のピアニストにして、大音楽家であるショパン自身の教えに立ち返り、じっくり考えてみることは大変重要なことであるといえるでしょう。
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